1991年のバブル崩壊と95年1月に突如兵庫県南部を襲った直下型の阪神・淡路大震災は、我々がかつて経験したことのない貴重な教訓を投げかけてくれた。この2つの出来事は、単なる事故ではなく、我々自身が研鍛を重ねてきた数々の技術が覆させた人為的災禍だったといえなくもない。我々は自戒を込めて、この出来事を契機に都市という人間居住の場が抱える今日的状況や課題を精緻に分析し真摯に受け止めなければならない。その上で、次世代が共に豊かさと潤いを実感し暮らせる「持続可能な都市」に再構築する決意を新たにせねばならない。つまり、我々は、今、大きな曲がり角にあり「大改革の時代」と呼ぶに相応しい「時と場」に立ち厳しい選択の時代」にある。また何よりも先ず我々自身の自覚を促す意識改革が求められ、新たなコミュニティーや都市像、とりわけ、社会システムのありようを考え再構築を図らねばならない時代にある。このようなことを背景に千葉ニュータウン計画は持ち上がったのである。