リサイクルには多くの問題がある

2011-09-23

リサイクル・リユースが、人間の活動によって環境負荷を低減する一つの方法だというとらえ方は、おそらく正しいだろう。しかし、リサイクルには多くの問題があるのも、また事実である。そのもっとも大きな問題は、「環境負荷低減」ではなく、いったん、資本が自己増殖を始めると、まわりすべてのものがその餌食になる。労働力であれ、空間であれ、資源であれ、エネルギーさえもである。つまり資本は、「環境」を餌にして増殖する。そして最後には、その地域の「環境」を食べつくして、別の地域へと移住していく。地球の人口が数百人に過ぎなかったとき。地球は無限に広かった。しかし、世界人口は六三億人を超え、地球はいっそう狭くなってしまった。資本が地球全体の「環境」を食べつくしたとき、もう移住する場所はない。そうすると。資本の論理に支配されるだけでなく、長期的かつ理性的な視野で未来を見なくてはならない。リサイクルは、「環境の倫理」と「資本の論理」にあって、持続可能性のために行なうことだといえるだろう。