自動車教習所が何をやるにも警察、公安委員会の指導を必要としているのだが、これは公安委員会が認可するすべての自動車教習所に共通する鉄則のようなものかもしれない。警察、公安委員会は教習所に対する指導力を強化することで交通行政の根幹を支える免許の取得をチェックできるし、教習所は警察や公安委員会の認可という錦の御旗を掲げることによって、受講生への信用度を高めることができるのだ。考えてみれば、公安委員会の認可という絶対的な権威があるから教習所には受講生が集まり、。安心して教習を受けることができるのである。そして、教官も同じで、公安委員会のお墨付きがあるから、受講生に。安心して教習をすることができるのだ。教習所は公安委員会、警察のバックがなければ、いまや何もできない仕組みになっている。警察幹部の天下りを引き受けるのもそのためだし、退職した警察官も教習所での再就職で息をつくことができる。教習所は警察の交通行政の一端を担う重要な拠点でもある。だが、アメリカには教習所がなく、警官の添乗によって教習を受けているように、日本の教習所制度が完全ではないことも無論なのだ。激増する交通事故の原因と悪質なドライバーの増加の原因が教習所そのものにないと誰加言えるのだろうか。そういう。改革や提言を行政と現場がつぶしていくとしたら、これほど怖いことはないと思う。