言葉の持つイメージをつかむこと

2011-02-21

読書は本に書いてある文字の認識をするものではなく、言葉の持つイメージをつかむことである。言いかえれば、作者の伝えたいイメージの「文字↓言葉↓イメージ」という変換が、脳で即座にできなければならない。たしかに、いままで見てきたようにウェルニッケ野は言葉の意味理解を司る言語中枢であるが、本を読むという行為のすべてに、この中枢がかかわらなくてもいいのではないか、最終的なイメージ理解があればいいと考えるのは、神経生理学の権威からは的はずれといわれるかもしれないが、それを承知で考えてみたい。言葉とイメージの関係は、検索カードと本の関係にあると思う。図書館では探したい本を索引カードで調べ、その番号で本が出てくる閉架式が主流である。カードは言葉であり、そのカードから引っ張りだされる本は膨大な情報を蓄えたイメージといえないだろうか。

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