人間の指は果物を摘み取るのに適している

2011-02-01

「人間は肉食に適していない」と主張すると、必ず誰かが「人間にも尖っている歯がある」と反論します。しかし尖っているというのは、オオカミやヒョウなどの歯を指していう言葉です。人間の糸切り歯(犬歯)はわずかに尖っているにすぎず、また三二本のうち四本が少し尖っているだけで、全体の八分の七は尖っていないのです。そこが肉食動物とまったく違うところです。肉食動物はあごを上下に動かすだけで左右には動かしません。人間はあごを上下左右に動かします。肉食動物は胃の中に大量の塩酸を含んでいます。人間の胃の中には塩酸が少ししか含まれていません。肉食動物は腸の長さが胴体の三倍しかありません。肉は消化器官の中で腐りやすいので、できるだけ早く排泄する必要があるからです。それに対し人間は、腸の長さが胴体の一〇倍もあります。人間は腸の中に長時間とどまる食べ物を食べて栄養素を吸収するようにできているからです。以上のように、人体は肉食には適していないのです。私は以前、ある人が「人間の四本の歯は肉食をするためにある」と主張しているのを聞いたことがあります。では、はたしてその人はシマウマに噛みついて、その動物を倒すことができるのでしょうか?人間の指は、動物のはらわたを引き裂くのには適していません。人間の指は果物を摘み取るのに適しているのです。

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