「合格した!」何か思う前に立ち上がり、階下にいる父と母のところへ駆け下りて叫んでいました。「やった!」二人ともすごく喜んでくれて、父は大笑いしながら抱きついてきました。その後、二人にそれぞれ二年間も好きに勉強させてくれたお礼を言いました。どれだけ東大を目指していても、家族の支えなしに勉強は続けられなかったからです。祖父母に電話で合格を伝えると、優しい祖父が涙声でお祝いを言ってくれて、それを聞いた時、嬉しいのに大声で泣きたいような気持ちになり、一番胸をつかれました。高校や予備校の友達、高校の先生、予備校などに合格を伝えたあとは、母と東京に向かいました。大学の合格発表の掲示板の前はすごい人で、前に進むのもやっとでしたが、自分の番号の前で記念写真を撮ってきました。その後はすぐ、春から住む部屋を探し、理想的な部屋を借りることができました。二年間分の運が凝縮されたような一日でした。後でわかったことですが、この年からレタックスの時間指定配達がなくなり、東大で番号が掲示される前に結果が届いてしまうということが数多くあったのだそうです。