書籍全体の売り上げから見れば、数パーセント規模の市場

2010-12-13

最近はウェブサイトでいろいろ探せるようになっている。一方で、忙しくて本屋に行く時間がなかったり、地元に本屋がない人、あるいは売れ筋の本はとにかく片っ端から安く読みたい、という人のために「ブッククラブ」がある。今では、有志が集まって特定の本について語るミーティングをブッククラブと呼んでいるが、もともとは会員制のカタログ販売組織のことを指す。年会費を払えばメンバー宅に定期的にカタログが送られ、売れ筋で人気のあるタイトルが破格値で買える。ブッククラブを運営する会社は、独自の印刷工場を持つか、大量注文できる工場を抱え、出版社から「ブッククラブ」権という副次権を買ってデータだけを受け取り、会員向けに安い紙を使って大量に刷る。いずれも書籍全体の売り上げから見れば、数パーセント規模の市場だ。だが、出版社にとってはそれも疎かにできない、大切なビジネスの一部となっている。