プレゼントは、風船のようなモノ。袋の中に、君の思いが詰まっている。「ハイ」、君がくれた袋は、駄菓子屋さんでくれるみたいな紙の袋だった。口のところを、無造作にくるくるとひねってあった。僕は、ひねった口をゆるめて、中をのぞいた。中に、君からのプレゼントがちらりと見えた。「……なぜ?」。君は、どうして僕が、ちゃんと中を見ないのか、不思議に思っていた。気に入らなかったのかと、君は心配した。心配しなくても、大丈夫。僕が、ガバッと袋を開けなかったのには理由がある。中に詰めこまれた君の吐息を逃がしたくなかったのだ。この袋の中には、プレゼントを入れた時の、君の吐息が詰まっている。それを、僕は逃がしたくなかった。プレゼントと同じくらい、君の吐息が、僕にとっては、大切だった。風船が、どうして夢があるか知ってる?風船は、人の息でふくらませるからなんだ。
【参考】
明日使える新築内祝いの常識