新店は都心部に限定し、最大でも500坪クラスの売り場面積にとどめるという。スポーツ専門店チェーンの苦境は、スポーツがライフスタイルに定着し、スポーツとカジュアルとの境が曖味になってきたことにも原因がある。スポーツ時に着用する服をユニクロのようなカジュアル専門店で買い求める消費者が増えているからだ。この点に着目して、ゼビオは「スポーツとカジュアルの融合」を掲げ、衣料品に力を入れ始めた。アルペンも、スポーツカジュアル分野の拡大を目指している。異色の存在が、早くからサーフィン、ボディボート、スケートボードといった「アクションスポーツ」と呼ばれるジャンルに注目し、用具の販売に加えて、技術的なアドバイス、イベントの開催にも力を入れているムラサキスポーツだ。どちらかといえばニッチなスポーツに特化した品揃えを実施しているのである。もっとも、このジャンルにも他社が手を広げ始め、ムラサキの売上も減少に転じた。生き残りをかけたスポーツ専門店チェーンの模索はいまも続く。