東大の理科三類に入ることだって可能

2010-12-11

次の二つの原則だけは踏みはずすべきではない。それは、(1)大学である以上、ある一定水準以上の知的能力を有するものを選抜する。(2)本人の努力と能力によって選抜する。という原則である。一芸に秀でてさえいれば知的水準はどうでもよい、といったら、それはもはや大学ではないし、本人の努力と能力以外の要因が入ってきたらそれはもはや公平な選抜とは言えない。この意味で、私は第十四期中教審のいう「特定高校からの入学者制限」には絶対反対なのである。例えば、A高校から東大に五十人以上入れない、ということになったとしよう。すると、それまで八十人程度東大に合格者を出していたA高校では、三十名が合格ラインに達していたにもかかわらず不合格になる、ということになる。いくら有名私立進学校とはいえ、最終的には本人の努力と能力がものをいうのであるから、結局はその努力と能力が報いられなかった、ということになる。反面、いくら地方の無名高校であっても、情報化が進展している今日の日本においては、本人にやる気と能力さえあれば、東大の理科三類に入ることだって可能であるし、そういう例が現に存在する。

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