近年、大手住宅メーカーが全国規模で営業展開をするようになり、土地、土地の大工たちが地元の気候・風土にマッチした家をつくることができにくくなってしまったのです。その土地が寒かろうが暑かろうが、大手住宅メーカーは自分勝手な独白の構想を全面に打ち出した画一的な家を全国につくってしまったのです。家だけ見れば豪華な設備を整えた最新式のものですが、それが必ずしもその土地にマッチするかどうかは分からないのです。つまり彼らは「家を見て土地を見ない」のです。このような家はどうしてもその気候・風上に対応できず、そこに住む人を不健康にしてしまうのです。家というものは、そこに住む人の家族構成やライフスタイルに合わせて建てられるものです。住宅メーカーが勝手に建てた家に自分のライフスタイルを合わせたり、家族を押し込んだりするものではありません。自分が理想としない家に住むということは、居住性において常にどこかで妥協しながら生きるということになります。気候・風土にマッチしない物理的な不具合ももちろんですが、そのような精神的な不具合も大きなストレスを生むことになるのです。