肌の黒いくすみ

2011-02-21

顔色も健康状態や病気を知るうえで非常に重要な要素となります。肌が黒くくすんだ状態は色素沈着の一種であり、紫外線など外部からの刺激によってメラトニン色素が過剰生産されてしまった結果です。主に鉄分不足による肌の悪色化または肝機能障害による皮膚の荒れと悪色化かあります。しかしほかにも深刻な病気のシグナルである場合もあります。顔全体がくすんでいて、灰暗色、または紫黒色がかっている場合は腎臓系や心臓系の病気が慢性化、長期化している可能性が高いのです。例えば、慢性腎疾患、心肺機能不全などを患っているか、いつ発病してもおかしくない予備軍と考えられます。少なくとも、血流が悪く、腎臓病、心臓病にかかりやすい体質であることを覚えておいてください。ほかにも顔色で分かる病気をいくつか列挙しておきましょう。顔が蒼く灰色がかっていて、くすんでいる(青紫色)方は血行不良です。血液の貯蔵場所である肝臓や血液のポンプ役である心臓の疾患を疑ってください。また、女性では筋腫などの病気にも気をつけたほうがよいでしょう。唇も健康な朱色でなく、暗い紫色であることが多いのも特長です。顔色が全体的に白く、むくんでいる方は、体内の気(エネルギー)が不足し冷え切っています。大出血の後だったり、慢性腎炎、気管支喘息の患者さんによくみられます。くすんだ淡黄色の方は、胃腸がちょっと疲れています。食物からの栄養が十分に体内に取り込めず、エネルギー不足に陥っている可能性があります。貧血気味の女性にも多く見受けられます。さらにハッキリと黄色い顔色の方は、黄疸症状です。肝炎、胆嚢炎、胆石などの病気を疑ってください。全身が黒さを伴う黄色のときも黄疸症状である場合が多く、肝臓ガンや肝硬変などの恐ろしい疾患もあり得ます。この場合、顔色だけでなく、ひどい倦怠感や食欲不振など数々の自覚症状があるはずですから、早急に専門医に診断してもらうことをおすすめいたします。顔全体が赤い場合、高血圧や心臓病の危険性があります。また、顔の一部分だけが赤いときには、丹毒や発疹によるものです。鼻から両頬に蝶が羽を広げたような形に赤みがあったら、膠原病の一種、全身エリテマトーデスの恐れがあります。ザツと列挙しただけでも、顔色ひとつでこれだけの深刻な疾患の可能性があることがお分かりいただけたのではないでしょうか。顔色といっても、赤、青、黄色、灰色、黒、くすみなど本当に多岐に渡っています。もちろん、慌てて素人判断するのではなく、「ちょっと最近顔色がおかしい」とか、「体調が何となくよくない」と感じたら、すぐさま病院で診察を受けてください。体内毒素を排泄し、身体と心のアンバランスを正常化させることで改善する疾患もたくさんありますが、深刻な疾患や進行性の重篤な疾患などは当然、然るべき専門医に治療をしていただくべきでしょう。ただし、前述のような顔色であったとしても、体質やもともとの顔色には個人差がありますので、あくまでも可能性が高いとお考えください。

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